「専門家のくせにそんなこともわからないのか!」と言うようなニュースが山のようにあって気分が悪くなりますね。日本の「専門家神話」は原発の爆発とともに崩壊したと言ってもよいのですが、ほとんどの専門家は何かの資格をとってしまうと勉強を怠って、免許状の上にあぐらをかいて仕事をしているような気がします。

専門家ほど日々勉強をしなくてはなりません。ドッグイヤーになって久しいと言いますが、三年一昔、どころか、3ヶ月前の有名人の話を今頃されてもねえ、という世の中になってしまいました。あらゆるものが次から次に消化されてしまい消費されてしまいます。

映画のことを「コンテンツ」というような人とは口を利きたくなかったのですがもう当たり前のようになってしまいましたね。でもそれは映画人に失礼だと思いますし、映画や小説を命がけで作っている人たちには言ってはいけないと思います。

困った事に、税理士や公認会計士まで相当グダグダなんですよねえ。おそらく弁護士とか裁判官とかも、素人同然だと思います。本当に怖い話です。公認会計士が相続専門とかいってブログを書いているのですが、ウソがたくさん書いてあって、本当に驚いたことがあります。常識ではあり得ない例を持ち出して、だから専門家に相談しなさい、というわけですが、まあ冗談じゃないですね。

しかし、数千万円や数億円するものを販売している営業さんも嘘つきばかりですから。具体的には不動産営業、住宅営業、金融系の営業さんなどですね。よく新米のお医者さんよりベテランの看護師さんのほうが優秀、みたいな例を目の当たりにしますが、そんな例は世の中のどこにでもあります。

本当に優秀な人は日々勉強を欠かさないので、知識がどんどんリフレッシュされていきます。そして未来を予測することができます。しかし、残念ながら、そういう人はもう日本には本当に少なくなってしまいました。

では一般の人はどうすればいいのでしょうか? ひたすら勉強して、本やインターネットや友人の体験談をもとに、専門家より詳しくなることが重要なのです。どの世界もプロよりアマチュアの方が優秀なのですから。