長らく職を探していた知人が、ようやく再就職先を見つけられた、とのこと。健康上の不安があることから中高年の再就職は難しいとされていうがまだ警備関係はそれほど肉体的にきつくなくても仕事があるという。今は70歳くらいまでありますよ、という話。 かくいう私も警備の仕事はいくつも経験している。警備の仕事もピンキリで、楽しい仕事もあれば退屈な仕事も多い。一番退屈だったのは、一晩中コンクリートが乾くのを番するというような仕事だった。 猫でもこようものならどうしようもないのだけれど、住宅街の真ん中で夜中になると人っ子一人通らないようなところで、ただ、カラーコーン(パイロン)の横でぼけーっと突っ立ってるというのが仕事だった。 いまどきだと、スマートホンでサボったりもできるのかもしれない。ただ、どんな仕事でも真面目にやってないと干されるのは怖いから、サボったり、居眠りしたりというわけにはいかない。 警備の仕事では24時間の当務勤務というのが辛い。特に年配者には辛い。一応仮眠4時間とか6時間とかあるけれども、うまく眠りにつけるものではない。実際のところ警備員はいつでも人手不足なので、使える人は働きすぎて体を壊して辞めてしまう、という印象があります。 年齢を理由に仕事につくことをあきらめてしまう人がおりますし、やる気のない人を採用する会社もありませんが、やる気さえあれば70歳からだって事業を起こして成功し人もいます。最初は意にそぐわない仕事だったとしても、チャンスはあります。