4月1日より8050問題解決支援センターの運営方法を税務指導を受け変更することとなりました。また、ご利用者様のリクエストにお答えしまして、新たなサービスも開始することにいたしました。

運営上の変更点について

従来まで初回電話相談のみならず、初回面談の際もヒアリングが中心という考えのもとに、面談場所の確保のための実費のみをお支払いいただき、ご相談費用はいただかず、税務処理を行わないようにして参りました。

確かに顧客満足度を上げることには成功いたしましたが、この営業活動そのものが簿外処理となり、脱税には当たらないものの税理会計上好ましいものではないとの指摘を受けました。

4月からは、事前のお電話やメールでの打ち合わせをもとに適正な初回面談費用を申し受けます。また、その際に内容に応じた料金体系を明示して、初回面談を実施することといたします。(従来、人員のアサインの問題もあり半月ほど要しておりました)。

また、初回面談は匿名を前提としてお話を申し上げておりましたが、これではあくまで信義則に則るものとなってしまうため、私どもが一方的に不利な面談となることをお客様からご指摘いただきました。また、当社のコンプライアンス上も問題点ありとの指摘もございました。

秘密保持契約書を交わします

ご相談いただくお客様にはハードルが高くなってしまって申し訳ございませんが、4月よりご相談を面談にて承る際には、私どもとお客様双方の利益を守るため、かつ、双方が無限責任になってしまわないため、文書による秘密保持契約を結ばさせていただくことを条件といたします。

秘密保持契約書には本名と現住所の記載が必要となります。もちろんこれは法的に契約を有効にするために必要なもので、無断で訪問したり、あるいはその住所にダイレクトメールが送られるなどということは一切ございません。

また、私どもの契約主体は8050問題解決支援センターではなく、本サービスの主体会社でありますところの、j i c i株式会社現代問題研究所となります。

本件に関し質問などございましたら、本ホームページもしくは現代問題研究所のホームページからお問い合わせいただければ、謹んでご回答申し上げます。

新サービスについて

4月より開始いたします新サービスについてご案内いたします。従前よりご相談者様ご本人または50世代の方から、うちの親を何とかしてほしい、とのリクエストをいただいておりました。

もちろんダスキンさんが行ってるような1時間4000円でお年寄りの話し相手をするというようなサービスは、雑作もないことなのですが、それでは社会問題の専門家としてご満足いただけないだろう、いう思いもありつつ、さりとてとてつもなく長い間お子様に苦しめられてきたという親御様の立場に対して私どものようなものが何か申し上げても、それはなかなか受け止めてもらうために、非常に長い時間がかかってしまうなあ、と尻込みをしているところもございました。

親子で社会的孤立からの脱却を

この4月からの新しいプログラムでは、80世代50世代の親子両方が共依存の関係になってしまっていて、そのことに実は気が付いてないことがあまりにも多いので、現代社会に適合して頂くためのトレーニングとして、受けていただくようにお願いするものです。

特に80世代の人たちは、 同じ世代の人たちと交流できているので、自分たちが社会的に孤立してると夢にも思っていないところがあります 。

テレビ番組も昔の人向けに作られていて、今の若い人はテレビなんか全然見ませんから。でもそんなことに気づくこともできない。なぜなら若者との交流が全くないから。 それは私たちの目から見れば社会から孤立していると見えるのです。

もちろん地方に住んでいると、 現実に若い社会人というのが身の回りにほとんどいませんから、そういうそれに気づくことは かなり難しいのは事実ですが。

ですからこのプログラムを 行わないと、50世代の方がせっかく社会に飛び込んで行こうとしていても、80世代の時代の常識という壁に阻まれ、なかなか思うように動けない、そうして共依存の関係性を打ち壊すことができなくなり、本当に諦めてしまうことになりかねないからです。

現代の常識は凄まじい勢いで変わっています。変わらないものもたくさんありますし、ことに地方は到達しない流行も増えてきていて、都会で社会問題を研究している私たちですら非常に沢山の事を見落としてしまっている、なかなか変化についていけないところもある、そんなことを少しでもお伝えできたらという気持ちなのです。

40年ほど前には昔は30年一昔と言われていたけど、今は10年ひと昔だね、というのが通説でした。現代ではどうでしょうか?

現代のひと昔は何年?

わずか30年前に作られたインターネットが昔は凄いオタクかお金持ちか研究者や学者などが使う、だけのツールだったものが、今では生活になくてはならないものになっています。

インターネットを使えなくても生きていくことはできますが、私たち商売をやってる人間にとっては存在していないのはこの世に存在していないのと同じように見られてしまいます。

インターネットがいいとか悪いとか、そんなことを論じてる時代ではとっくになくなってます。しかし日本政府は優しいので、パソコンなんか使えなくても、スマートフォンなんか使えなくても、などと普段は大見得を切っています。

でもそれでは本当に通用しなくって、SNS なんていうのも最近出てきたものですが、これもやらないわけにはいかなくなっています。

インターネット通販も、何しろいわゆるお店屋さん、専門店が片っ端からなくなってしまったので、交通の便が悪いところはもちろん、都会に住んでいてさえなくてはならないものになってしまっています。

15年前ぐらいは中国製品や韓国製品なんて、馬鹿にしている人がむしろ普通でした。家電量販店でもほとんど日本製品しか置かれていなかったのです。

しかし今や、日本製品の半額どころか、1割ぐらいの値段で同じようなものが買えてしまうのですから、工業製品については、中国韓国製品なしに生活するのが難しいほどです。

同じく10年前まではインターネット通販なんかごく一部の人が使うものだ、と言い張ることができました。家電量販店もインターネットと価格競争はしないと言っていました。でももう無視できなくなってしまいました。

10年ひと昔の時代はとっくに終わってしまって、今は3年ひと昔とか、今回のコロナウイルス騒ぎなど見ていると、たった半月で学者が180度変わってしまう。人間の脆さを見る思いです。

過去に生きるのはずるい生き方

もちろん変わらないものもたくさんあって、過去は変わりませんから、過去に生き続けるという選択をすることもできるし、今更時代に合わせたくないという人もたくさんいるのは事実です。

でもそれは今の人たちから見るとずるいと思うわけです。今の人たちはいやが応でも3年一昔の時代に生きなければいけない。一生の間に何十回も脱皮しなければいけない

それをしなくてもっと生きていられた55歳以上の人たちが、羨ましいし憎たらしくてたまらないのです。80世代の人も50世代の人もそういう人たちとあと二世代も3世代も生きないといけないのです。

インターネットができて30年、ノートパソコンが出来て20年、スマートフォンができてたった10年、その間になくなってしまったハードウェアソフトウェアあらゆるサービスがたくさんたくさん。

昭和には当たり前だった令和には知らないものになってしまっているのです。まるでタイムトラベルのようにパラレルワールドにスリップしたように。

新しい服を着て社会に出ましょう

この新しいプログラムでは、そんな30年間の歴史を教えるようなことはしません。無駄だし時間がかかりすぎるからです。

大切なのは現代に順応すること。そのためにまず自分がどこにいるのか、自分が他の人からどのように見えているのか、まずそれを知るところから始めることになります。

長く社会から孤立している人達は、自分を守るため、自分の心を傷つけないため、硬く厚い鎧を何枚も何枚も着込んでいます。

それを裸にして、自分にはとても合わないと思っている新しい服を着る、着せられる。それはとても辛いことです。そして大変なことです。私たちにとってもそれは試練です。ですがとても大切なことです。

どんなことがあっても、どんなに辛いことがあっても、どんなに悲しいことがあっても、私たちは生き続けなければいけないのですから。