政府の移民政策はあまりにも現状把握がおざなりで寒気がします。実際のところ、すぐ足元の新宿区や豊島区ですら、外国人集落ができあがっており、中国人による違法タクシー問題同様、脱法ホテル、脱法建築物などが建てられ、ゴミだし、近所迷惑などを考えず大騒ぎする外国人に手を焼いている自治体があるというのに、現場の声が上に届かない仕組みになっているどうしようもない行政と立法府は、奴隷制度は否定しつつ移民をいれようとしています。

しかし、実際のところ、民間企業における日本人でも奴隷待遇となんらかわりない状況で外国人をいれても、結局は奴隷を増やすことにしかなりません。もし、奴隷でないというなら、さまざまな国の文化やしきたり、衛生概念にいたるまですべてを受け入れないといけなくなりますが、そんなことができる余裕もなければ対処する知恵もありません。

日本人は渡来人によってなりたった国で単一民族じゃないから、という、たわけた議論も見られますが、笑止千万な話であって、現在に生きている様々な国の人たちは、別に日本にきたからといって、日本国民になりたい、とか日本のためになにかしたい、というわけではなく、自分がなりあがるための手段として日本を利用しようというだけの話であって、そこに手厚くする必要はないのです。

ところが、どうしても異文化異教徒となると、ライフスタイルが違いますから、彼らの国での常識のようにこの国はなっていませんから、モスクを作ったり、夏には冷房をガンガンかけたり、というようなことを要求されたらどうするの? 彼らの何を知っているの? その前に自分自身のことを知っているの? というところがどうにもあやふやで頼りないですね。

そこにお金をかけるのではなく、どうしたら、中高年そして年配者が楽しく暮らせる社会を作れるか? 年をとってもできる仕事はたくさんあるのですから、リソースの再分配をして世の中をうまく回していく方法を考えなかったならば、つまり現役世代が減って老人が増えてそのために移民を入れないといけないという議論をしてしまったなら、あと40年くらいはいれつづけなければいけないという話になるし、40年後には今ハタチの人も高齢者になってしまうので、移民の国になってしまう。その時に日本人と言うのは邪魔な存在でしかないのではないか?

そして、40年後に日本人成人が増えてきたならば、彼らが介護しないといけないのは移民の人たちということになるわけで、議論を先送りにし続けるにもほどがある、というのはみんな思うところなのであります。ただ、未だ70歳80歳の人たちが権力を手放さないこの国では、発言力のある30代が育っておらず、20年後は本当に不安しかないというのが正直なところではないでしょうか?