ハッピーフライデーのあと、ハロウィンのあとの月曜日、なんとなくブルーになっていませんか? 私どもなどは特に、(自分のさまざまな問題もあるのに)他人のトラブルに首を突っ込んで、解決できないかもしれない問題をなんとか手をつくして解決する、という生業ですので、気分をアッパーにするために、いろんな努力をします。朗らか(ほがらか)に生きるというのは、大変なスキルです。みなさまにもぜひ身につけていただきたいと思います。

幸福な人生を送るために

正直、今の高齢者は調子に乗りすぎている、と感じます。それは40代、50代であっても同じです。若い人たちから見ると、中年のおっさん、おばさんが不機嫌そうにしているのは、それだけでプレッシャーですし、うざったいですし、うっとおしいものです。

めんどくさいし、邪魔だし、関わり合いになりたくない、というのが正直な気持ちです。ですから、なかなか本心を出したりもしませんし、説教や自分語りされないようにうまく逃げるようにしています。なにしろ老人大国ですので、老人が調子にのっているのです。

若者たちから好かれるようにするためには、そして若者たちが生きやすくするために、世の中を良くするために、私達にできることはたくさんあります。「ありがとうございます」の連呼の話はしましたね。今日はもう一歩進めます。朗らかに生きてください。

不機嫌な人に天使はやってきません

天使も神様も人を選びます。幸運の女神は、不機嫌な人には近づきません。不機嫌な人は、ひねくれているからです。すなおに喜んでくれる人、人生を楽しもうとしている人、そのために周囲の人を幸せにする人、そういう人が幸運に恵まれます。

8050問題では、特に親ごさんが非常に不機嫌です。もちろん気持ちは理解します。何十年も頑張って働いて、体も心もボロボロなのに、引きこもりの子供を抱えているがために、苦しい年金生活を送らなくてはならない。毎日が楽しくない。不機嫌で当たり前です。

でもね。若者たちだって、本当にたくさんの問題を抱えているのです。問題を抱えていない人なんていないと思いますよ。皆さん、いちいち口に出して言わないだけで、愚痴ったりしないだけなんです。だって、ネガティブになっても問題は解決しませんから。

大人になりましょう

一時、勝ち組、負け組、という言葉が流行りました。私の大嫌いな言葉です。だいたいが日本人は勝ち負け、特に勝ちにこだわりすぎます。ルールもわからないのにラグビーに急に熱中したかと思うと、日本が負けたとたん、ソフトバンクホークス優勝! とか。まるでガキです。

いいかげん、いい年なんですから、中学二年生ではないのですから、大人になりましょう! 大人っていうのは、おっさんとかおばさんではなく、ちょっと嫌なことがあっても、受け入れて、「こういう日もあるよね」と、少しでも楽しく生きることができる。そういう能力を努力して身につける。それが大人です。

あれが足りない、これが不味い、あのときああしておけば、ビットコイン買っておけば、と延々と文句を言い続けていたり、ご近所や兄弟やテレビや新聞の批判や非難をし続けている情けない人がとてもとてもたくさんいるのですけど、やめてくれませんか?

そんな話を聞いても時間の無駄ですし、楽しくないし、言っている人がどんどん自分をダメにしてしまう。努力しないで幸せにはなれないのです。確かに、批判や非難をして周りを貶めれば、偉そうにしていられますし、一瞬は幸せなのかもしれません。しかし人間としてダメです。まるで泣きわめく赤ん坊と何もかわらない。進化がありません。

おそすぎることはありません。今日から努力してください。朗らかに生きてください。現状を受け入れ、明日を少しでもよくするために、周りの人を幸せにするように努力をはじめましょう。努力はエネルギーが入ります。歯を食いしばって笑いましょう。

今から素晴らしい未来を手に入れましょう

過ぎ去ってしまった過去をいくら嘆いても、しかたありません。その過去は、他人にとっては全くの無価値です。それはどんな成功した過去であったとしても、です。いっぽう自分にとっては、それは確かに今の自分の一部です。しかし、もうそれを嘆く時間は全然ありません。

あなたは幸せになる権利があるのです。幸せはすぐ目の前にあります。過去は全部捨てましょう。現在を受け入れましょう。過去の自分ではなく、現在の自分を高く評価しましょう。そして、周囲の人を大切にし、親切にし、手助けし、幸せにしましょう。

たとえば、今日から、周りの人に「ありがとうございます」「助かるよ」「お疲れ様」「よくがんばったね」と労いの言葉や褒め言葉を言ってみてください。例えば、家族に買い物を10個頼んだのに、7個しか買ってきてくれなかったとしても「ありがとう! すごく助かった」と言ってください。

あなたも、そして私も含めて完璧な人間は世の中に一人もいません。買い物を3つ忘れてしまうことなんていくらでもある話です。そんなつまらないことに目くじらをたてていると、あなたは永遠に幸せになれません。

あなたのために、7つも買い物をしてくれた、それを感謝して心から喜べば、次には8つ、9つ、10。あるいは素晴らしいプレゼントがくるかもしれません。大切なのは、きちんとできる、より、楽しい人間関係です。

周りの人を変えたいと思ったら、まず、あなた自身が変わることです。たくさん笑い、他人の長所をみつけて褒め、感心してみせ、感謝をするという、とてつもなくたいへんな努力を3年間してみてください。

私は、その方法だけで、これまでいくつものコミュニティの雰囲気をよくしてきました。ということは誰でもできる、というわけではないんでしょう。努力してみてください。そして幸せになってください。あなたの幸せが私の幸せです。