令和8050問題解決塾(8050センター)は、一言で言えばニートのためのライザップです。ライザップが理想の体を手に入れる、ということをうたっていますが、私どもは「理想の自分を手に入れる」ことにコミットしています。

理想の自分を手に入れるためには、場合によっては理想の身体を手に入れる必要もありますし、フィジカル面、メンタル面、さらにナレッジ面、対人能力なども身につけていただく必要があります。

また、残念ながらどのようなサービスでもタイムマシンが用意されていないのと同様に、「昔の理想の自分」を手に入れることはできません。今のご年齢相当の「理想の自分」を、少しずつ「先週より進化した自分」を意識しながら進化していただくお手伝いをしております。

ただ、ここでも、8050問題に立ちふさがるニートのパラドックスがおきます。

お金があるときは動かない
お金がなくなると動けない
それがニートです。そしてそれが日本の社会問題を深刻化させています。

「結果にコミットする」というと、誰かがよってたかって「治療」してくれたり「マッサージしてくれる」ような印象を受けるでしょう。しかし、実際には「自分で自分が立てた目標にコミット(約束)する」ことが、初期の段階でトレーナーさんなりカウンセラーさんと約束するところから始まります。

「なりたい自分」に他人が変えてくれる、ということは無理なのです。それがもし可能なら、他人を自分のためにいくらでも奴隷のように働かせることができるということになります。それができたら働く必要はなくなりますよね。そんな都合のいいことは世の中には百万年たっても起きることはありません。

「なりたい自分」になれている人は世の中でも非常に僅かで、ほとんどの人はある程度の妥協をしていますし、あきらめてしまっている人も非常にたくさんいます。しかし、確かに少しの妥協はあるとしても「なりたい自分」を手に入れるのは、実はそんなに難しいことではありません。また、少なくとも「なりたい自分への道」を見ることは、その到達点の高さにもよりますが、比較的簡単であったりします。

ただ、当然、行動力が必要になります。頭の中で思い描いているだけでは「なりたい自分」に近づくことはできず、むしろ遠ざかるばかりです。さまざまな能力を身につける必要もあります。それはTOEIC800点とかPMP試験とかPytonが書けるようになるというようなことではぜんぜんないんですね。もっと、「普通の社会人としての能力」とか「空気を読んだ上で発言する」高度な能力とかが必要になります。しかし、そういうものの教育機関も存在していません。

今の日本では「空気を読まないで発言する人」のことを「発達障害」とか、もっと侮蔑的には「沼」といってディスって終わり、という冷たい人間関係しかなくなってしまっています。とても悲しいことですし、本当は許されるべきことでもありません。しかしそれが現実です。

ライザップの標準的な費用は30万円から60万円といわれています。ニート、引きこもりの場合は、「親の意識改革」というのも避けて通ることができないため、最低同時、あるいは同居家族全員同時にセッションを受けていただく必要がございます。

また、私どもは各ご家庭に最初は訪問させていただき、その後も可能な限り自宅近くの喫茶店などでお話を伺うようなことを行います。そのため出張費用なども実費で発生してまいります。

こうしたものをまともに積算してしまいますと、公立学校の学費くらいの金額には簡単になってしまうのですが、そこについては福祉事業であり、美容整形のような「お金持ちの道楽」ではございませんので、クオリティを維持しながら料金のブレイクスルーに日々挑戦しております。

費用・料金的な問題については、私どもだけでなく、業界の標準的な費用というのもございますので、回をあらためさせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございます。