昨日リリースいたしましたとおり、現代問題研究所および令和8050問題解決塾は、「8050問題」に代表される、ひきこもり、ニートおよびそれらを軸としてさまざまな問題に苦しむ人たち、これはもう現代の標準的日本人、と言ってもよいかと思います。このかたがたの抱える問題の究極的な解法を発見いたしました。
8050問題の本質を見抜き、答えを出したのは、日本初、あるいは世界初かもしれません。もし世界初だとすれば、日本の重要な産業となる可能性すらあります。
8050問題の本質は、僅か40文字で言い表されることです。何十ページもの本を読む必要もないことなのです。しかし、今まで誰もたどり着くことができなかった唯一にして、本当の、宝石のような「正解」です。
長く、この問題に苦しんできた人は、この「正解」を聞いて、ハラハラと涙をこぼしました。80年以上生きてきて、引きこもり問題に本当に心のそこから苦しんで、たくさんの本を読み、たくさんの人に助けを求め、しかし正解を得られなった、その、長い長い無駄な時間と、助けることができなかった自分の子供に涙したのです。
私はけっして冷酷な人間ではありませんし、たぶん、この世の中でもっともやさしく、もっともかわいそうな人ですが、あえていいます。この真理を知らない人間が、専門家の皮をかぶり、かわいそうな「犠牲者」を利用している。そういう人たちは地獄に落ちるべきです。
私はもちろん偏差値至上主義ではありませんが、こと、福祉や介護、あるいは医療や療養の現場、さらには人事やリクルーティングにおいては、偏差値の低い人、頭が悪い人、たいした努力もしないで、免許をとっただけで、他人の人生を狂わしたり、再起不能にするような人は、存在自体が「悪」だと思います。
また、そういう存在を肯定している、すべての組織、団体は営利非営利を問わず、ただちに解散するべきです。そんなもん百害あって一利なしです。一縷の希望をかけて、わらにもすがる思いで頼ってきた人たちをやりこめて得意になっている、そんな福祉の人たちが日本中にいます。かれらもまた、病気なのです。彼らもまた被害者なのかもしれません。しかし、それであればなおのこと、被害者を増やしてしまってはいけません。
8050問題のたった一つの真実、答え、は、たった一文です。しかし、それは、8050問題を真剣に考えていない人にはまったく無価値です。「へー、そうなの」「そうかなあ」で終わりです。
いじめっ子はいじめられっ子の気持ちがわからないのによく似ています。卒業、何十年も立つのに、いじめっ子たちは、私に近づいてこようとします。
彼らからすると、私は「仲良くしてあげた友達」であり、そばにいくとなぜだかいい気分になれる人なのです。しかし、再開して1時間もすると、昔の関係に戻ろうとし、ディスりはじめたりします。私にとって耐え難い日常がリスタートしてしまうのです。
足を踏んだ人は痛くありません。ですから、生涯、足を踏まれている人の気持ちが理解できないのです。足を踏まれている人たちが、痛いよ、やめてよ、といっても、「僕は痛くないよ」「なんだ大げさだなあ」と言うだけです。
悪気がなく足を踏んでいる人は怒り出したりもします。「そのくらいのことで痛がっていたら、生まれつき身体に障害がある人はどうするんだ」と、本当にわけのわからない理論を振りかざします。単にマウントしたいだけじゃんか。
ですから、この真実は、本当に、自分ごととして、引きこもりの人たちや関係者たちを救いたいと思えるようになった人、彼らを許せるようになった人、にしか教えることができません。
私どものコネを使えば、この真実をもとにドラマを作ったり、映画を作って公開することまでできてしまいます。しかし、この真実を知るために勉強をしてもらうと、それも無意味であることに気づくはずです。
どんなに道徳的なことを言っても、「他人事」としてみてしまうと、本当の思いは伝わらないのです。苦しみは体験したものにしかわからないのです。どんなに麻薬や覚せい剤が危険、というキャンペーンをしても、依存症になった人は簡単には抜けられないのです。
そこに社会的コストを払ってもあまり意味がないのです。それより、今まさに苦しんでいる人に手厚くしてあげることのほうがはるかに意味があります。
親類にひきこもりの人がいて困っているみたいなんですけど、というところから始まると、問題解決までは20のステージをひとつひとつ踏んでいく必要があります。ファーストステージで20個目のステージの「正解」を言っても、ショートカットはできないのです。
ある意味、ひきこもり問題解決は、ロールプレイングゲームのようなものです。後にラスボス(一番強い敵)と戦うためには、その魔法の呪文を手に入れないといけませんが、それだけではラスボスは倒れてくれないのです。
ラスボスを倒すためには、小ボス、中ボスを次々と倒し、彼らを仲間に引き入れていかないといけないのです。よくできたゲームと同じように、思ってもみなかったところに意外な敵がいたりもします。
ボスたちと戦うためには、さまざまなアイテムを手に入れないといけません。ライフメーターを上げる必要もあります。ステージもアップしないといけません。
引きこもりが100万人いれば、100万通りのロールプレイングゲームがあるわけです。大筋は似通っていますが、それぞれいろんなアレンジがあります。
小ボスの正体は、ここでは明かしません。推理ドラマの犯人を最初に言ったら面白くありませんよね。だから明かしません。しかし、皆さんによく考えていただいても、とんちんかんな犯人しか思いつかないです。それがIQの差です。
その証拠に、今年の3月31日前後の新聞記事では、どの新聞も大ボスは言うに及ばず、小ボスですら指摘できていませんでした。解決不能の問題になってしまっていて、だからこそ見通しも誰も何もいえなかったのです。
精神科の医者がいかにバカなのか、役に立たないのか、ということを8050問題は明らかにしました。何十年も治療しても引きこもりを救出することができなくて、61万人の、ほぼ再就職不可能な中高年の引きこもりが日本中にいることが明らかになったのです。
犯人も、解決方法も見つけられないのに、支援しろ、とか、お金を出せ、と言っている。これってゴロツキのやることですよね。金さえ出せば誰かがなんとかしてくれる、いずれ頭がいい人が解決してくれる。そういう印象操作だけで社会問題を山のように増やし積み上げたのが日本の国であり大衆です。
では、こういう人たちを退治すれば、あなたの引きこもりは治るのか、といえば、ほぼ関係がありません。この人たちは迷惑な存在ではありませんが、引きこもりの原因や真実はもっと別のところにあります。
そのいっぽう、この引きこもりの構造を理解するためには、かなり広範な知識が必要とされます。現在の40歳以下の人では、なかなか難しいところがあります。また、自営でずっと特定の人たちとだけ商売をしてきたような人や、サラリーマンでも外の世界と接触することがなかったような人では解決ができません。
したがって、今まであまり勉強してこなかったような人、社会経験が乏しい人、テレビやゲームばかりで本を読まなかった人、そして残念ながら若い人、こういう人たちは、そういう「アイテム」をすでに持っている人に比べて、攻略に時間がかかります。
ただ、15歳の少年が、45歳のおじさんが、10年前に会社やめてひきこもりになっていて困るんだけど、という場合などは難しいでしょうね、としかいいようがありません。ほかにも難しいケースがあり、これは稿を改めます。